
より使いやすく、より軽く
日本の「ダヴ ボディウォッシュ」シリーズは、2020年春のリニューアルで、ボトルのプラスチック使用量を約11%削減。この取り組みにより、これまでにプラスチック使用量を60トン以上減らしました(2023年7月時点)。さらに、2023年秋のリニューアルからは、ボトルの一部に再生プラスチックを使用しています。
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丈夫で軽く、衛生的なプラスチックは、暮らしの中でいろいろなものに使われています。しかし、その多くが使い捨てされ、2060年には世界のプラスチックごみの量が約3倍になるといわれています。
ユニリーバは、2010年から世界共通の成長戦略「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」(USLP)の一環として、プラスチックの使用量削減に取り組んできました。現在は次のような高い目標を掲げ、世界中で「Less Plastic」、「Better Plastic」、「No Plastic」の3つのアプローチを組み合わせることで、環境負荷を最小にしながら、プラスチックを大切な資源として活用できるようにしています。また、世界各地で社外のパートナーとともに、使用済みパッケージの分別回収・再生のための仕組みづくりや、リサイクル技術の検証、リリユースやリフィルの新しいビジネスモデルの実証実験、アドボカシー活動を行っています。
日本にも海外にも数多くの取り組みがありますが、ここではその一部をご紹介します。
ユニリーバがめざすのは、「プラスチックはごみ」ではなく、「プラスチックは資源」が“あたりまえ”になる未来です。私たちはこれからも、多くの方々とともに、プラスチックごみのない世界をめざします。
「Less Plastic」は、パッケージに使用するプラスチックの量を減らすことをいいます。この分野では、パッケージの軽量化のほか、つめかえ用製品・濃縮コンパクト型製品など、省資源・ごみの削減につながる製品の開発・発売を進めています。これまでに全世界で非再生プラスチックの使用量を13%減らしました(2019年比)。

日本の「ダヴ ボディウォッシュ」シリーズは、2020年春のリニューアルで、ボトルのプラスチック使用量を約11%削減。この取り組みにより、これまでにプラスチック使用量を60トン以上減らしました(2023年7月時点)。さらに、2023年秋のリニューアルからは、ボトルの一部に再生プラスチックを使用しています。

米国の「ダヴ」は、2021年、ステンレス製の本体につけかえて使える固形のデオドラント(制汗剤)を発売。プラスチック使用量を従来の製品に比べて54%減らせます。
「Better Plastic」は、再生プラスチックや、リサイクルしやすいプラスチックを使うことをいいます。2022年末までに全世界で使用するプラスチックの22%を再生プラスチックに切り替えました。日本でも、PET(ポリエチレンテレフタレート)素材のボトルはほぼすべて再生PETに切り替え、より技術的に切り替えの難しいPE素材を使っている「ラックス スーパーリッチ」「ダヴ ボディウォッシュ」「ネクサス」などのボトルも再生PEへと切り替えました。また、よりリサイクルしやすい仕様への変更も進めています。

日本の「ラックス」「ダヴ」「クリア」などのパッケージに、2019年から、再生プラスチックを使用しています。(>開発者のこだわりを見る)

日本で2021年に発売した「ラックスルミニークサシェセット限定デザイン」は、PETだけでできたフィルムパッケージを採用。単一素材のパッケージ(イメージ図:右)は、複数の素材でできたパッケージ(同左)よりもリサイクルしやすく、製造時のCO2排出量も減らせます。今後、幅広い製品への応用を検討していきます。(>開発者のこだわりを見る)

「ヘルマンズ」が世界各地で販売するプラスチックパッケージ入りのマヨネーズ5個のうち4個は、100%再生プラスチックのパッケージです。
「No Plastic」は、不要なプラスチックを使うのをやめたり、別の素材へ切り替えたりすることをいいます。海外では、不要な個包装をやめたり、紙や金属、ガラス製のパッケージの製品を販売したりしています。2014年には、日本を含む全世界で、海洋に流出してマイクロプラスチック[a]となる可能性があるプラスチック製のスクラブビーズを完全に撤廃しました。

「セブンスジェネレーションズ」のスチール缶入りの住居用・衣料用洗剤、「シグナル」の竹製歯ブラシ、「クノール」のガラス瓶入りスープなど、さまざまな国やブランドで、プラスチックではない素材を使ったパッケージの製品を販売しています。

洗顔料やボディウォッシュなどの製品の中には、角質除去や洗浄のためにスクラブ剤が配合されているものがあります。そのうち、プラスチック製のスクラブビーズは、海洋に流入してマイクロプラスチック[a]となる可能性があるため、2014年末までに世界中の製品から完全に撤廃し、代替成分に切り替えました。
プラスチックがごみにならない未来をつくるためには、プラスチックが資源として回収・再生される仕組みをつくっていくことが大切です。そのため、行政によるごみ回収やリサイクルの仕組みが十分に整備されていない国・地域では、政府や行政機関へ働きかけを行っています。また、法的拘束力があり国際的な合意に基づく「国際プラスチック条約」、リユースの新しいビジネスモデルの拡大のための環境づくりを支援する政策など、社会システム全体を変えていくためのアドボカシー活動を進めています。
日本でも、使用済みパッケージを回収し、ボトルからボトルへ、フィルムパッケージからフィルムパッケージへと再生する水平リサイクルの実現に向けて、消費者の皆さまをはじめ、さまざまなパートナーの皆さまとともに、より大きな変化を生むことをめざしています。

毎日の暮らしの中で、お得にエコ活ができる「UMILE(ユーマイル)プログラム」を、2020年11月にスタート。ユニリーバのつめかえ用製品を「買ってためる」、使用済みプラスチックパッケージを「リサイクルしてためる」の2つの方法でUMILEというポイントをためられます。ためたUMILEは、エコグッズやLINEポイント、寄付に換えられます。2024 年1月時点で登録者数は114万人、回収拠点は小売店・鉄道の駅など150拠点、集まったUMILE数は約15万マイル、容器の回収量は約170㎏に上ります。

「みんなでボトルリサイクルプロジェクト」を、2021年6月にスタート。日用品の使用済みパッケージの分別回収の仕組みを検討するとともに、ボトルからボトルへの水平リサイクル技術の検証を進めています。さらに、得られた知見を基に、企業・業界の枠を超えて共通利用が可能な日用品のパッケージのガイドラインの策定に貢献していきます。

WWFジャパンによる「プラスチック・サーキュラー・チャレンジ2025」(2022年2月~)、「国際プラスチック条約企業連合(日本)」に発足当初から参画しているほか、「Unite for Smile. UMILE」で地域との連携を拡大。企業や業界、官民の枠をこえて協働しています。
プラスチックごみの削減にはプラスチックの使用量を減らしたり、資源として再生するだけではなく、繰り返し使用するリフィル&リユースが重要です。日本を含むさまざまな国・地域で、使い捨てではなく、繰り返し使うことが“あたりまえ”になるような、新しいビジネスモデルの構築・普及を進めています。

チリやインドネシアでは、Algramo社と連携し、電気自動三輪車を使った量り売りをしています。アプリで注文すると、リフィルカーがご自宅近くまで衣料用洗剤や住居用洗剤をお届け。好きな量だけ、キャッシュレスでお買い求めいただけます。

英国やアイルランドでは、スーパーマーケットAsdaの店内にリフィルステーションを試験的に設置。衣料用洗剤などの量り売りや、つめかえ用製品の販売、ご自宅で使い終わった後のパッケージの回収を行っています。