世界が直面している社会・環境の課題が、これまでになく明確になってきています。
今ほど行動が求められたことはありません。
ユニリーバは、私たちにも果たすべき大きな役割があることを認識しています。「サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に」というパーパス(目的・存在意義)を持つブランドがある、人々がいる企業だからです。
先駆的な10年
私たちは、成長とサステナビリティを両立するビジネスプランとして「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」(USLP)を2010 年に導入しました。
USLPの導入から10年以上が経ち、世界は変化しました。私たちが行動を起こすきっかけとなった環境や社会の課題は、今や世界の注目を集めています。ステークホルダーは、サステナビリティを「あると良いもの」ではなく「最低限必要なこと」と考えるようになりました。
これまで、私たちは多くのことを学んできました。常にうまくいっていたとは言えませんが、サステナビリティをリードする存在でありたいという強い想いを常に持ちつづけ、行動しつづけてきました。その原動力となった3つの信念があります。パーパス(目的・存在意義)を持つブランドは成長する、パーパスを持つ企業は存続する、そしてパーパスを持つ人々は成功するということです。
ユニリーバが歩んできた道は、ビジネスにとっても、世界にとっても正しい方向にむかっていることを、私たちはこれまで以上に確信しています。USLPの経験を生かし、サプライヤー、カスタマー、そして消費者の皆さまとともに、よりよい未来のための変化を生み出していくことを目指します。
社会と地球との新しい約束
私たちは、ビジネスを成長させながら、ビジネスの在り方をこれまで以上に変えていきたいと考えています。そのために新しい戦略「ユニリーバ・コンパス」を導入しました。
ユニリーバ・コンパスは、ステークホルダーへの貢献をすべての活動の中心に置いています。
その中では、人権の尊重を決して譲れないものとして重視しています。そして、現代の最重要課題に取り組むための野心的な行動計画とプログラム、期限つきの目標を設定しました。私たちのブランドの規模と影響力をフルに活かし、より速く、より遠くまでよい変化を起こしていきます。