クリームクレンザーは、研磨材を含んだクリーム状の洗剤です。一般的なクリームクレンザーには、2種類の汚れを落とす成分が含まれています。
界面活性剤:化学的に汚れをやわらかくして、表面から取り除く
研磨材:物理的に汚れを細かくして落とす
研磨材にはいろいろな種類がありますが、ユニリーバでは大理石から作られる100%天然のカルサイトを選んでいます。そのカルサイトとクリームクレンザーの特長をご紹介します。
研磨材の硬さ
研磨材は、汚れよりも硬く、汚れがついているものの表面よりもやわらかい必要があります。表面よりも硬いと、表面にキズをつけてしまうからです。カルサイトは一般的なキッチンに使われているステンレスよりもやわらかいので、汚れは落としながら表面を傷つけないように設計されています。
汚れ < カルサイト < ステンレス
やわらかい <=======> 硬い
研磨材の大きさ
研磨材は大きすぎると汚れの上を動くだけで、汚れを落としてくれません。また、小さすぎると汚れに入り込んでしまい、汚れを落としてくれません。ちょうどよい大きさの研磨材を選ぶと、汚れを壊してくれます。ユニリーバでは製品を設計する際に、汚れ落ちのよい粒子径のカルサイトを選んでいます。
研磨材の形
研磨材の大きさだけでなく、その形状も汚れ落ちに関係しています。天然カルサイトは、1つ1つにかどがある形状なので、汚れをしっかりと落としてくれます。
かどのあるカルサイトの顕微鏡写真
研磨材を最大限に活かす処方
カルサイトは水よりも重い粒子です。そのため、そのまま処方中に入れると、下に沈んでしまいます。製造後、お店に並んで消費者の皆さまが使い終わるまでの期間、カルサイトが下に沈むことなく、クリーム状の内容液の中で均一に分散した状態となるような、処方を設計しています。日本の気候を考慮し、いろいろな条件での評価と改良を重ねて、現在売られている「クリームクレンザー ジフ」ができました。