使い捨てが“あたりまえ”の社会を変えよう
プラスチックは丈夫で軽く、暮らしの中でいろいろなものに使われています。しかし、その多くが使い捨てされています。このままでは、限りある地球の資源が減り、プラスチックごみが増えるばかり。限りある資源を新たに使ってつくるプラスチックを減らし、一度つくったプラスチックはできるだけ永く使い続けられるような社会に変えていかなければなりません。そうやって資源を大切にし、ごみをゼロに近づけていく社会のしくみを循環型社会(サーキュラー・エコノミー)といいます。
プラスチックがごみにならない未来へ
ユニリーバは、10年以上前から、どうすれば資源をもっと大切に使えるのか、ごみを減らせるのか考え続けてきました。2019年には、プラスチックについてのそれまでの目標を見直し、次のような目標を掲げました。
2025年までに世界全体で:
- 非再生プラスチックの使用量を半減する
―絶対量で10万トン削減。また、使用するプラスチックの25%を再生プラスチックにする - プラスチックパッケージを100%再利用可能・リサイクル可能・堆肥化可能にする
- 販売する量よりも多くのプラスチックパッケージの回収・再生を支援する
日本でも、なるべく資源を新たに使わなくてもすむよう、「ラックス」「ダヴ」「クリア」のパッケージに、使用済のペットボトルからできた再生プラスチックを使っています(PET 製ボトルの約90~95%、つめかえ用パッケージの約10%)。また、2020年11月には、つめかえ用の購入やリサイクルでエコポイントがためられる「UMILE(ユーマイル)プログラム」、2021年2月にはシャンプーやボディウォッシュを量り売りする「ユニリーバリフィルステーション」をスタート。さらに、「みんなでボトルリサイクルプロジェクト」など、社外のパートナーとともに使用済パッケージを回収し、新しいパッケージへとリサイクルする実証実験も行っています。詳しくは「プラスチックへの取り組み」をご覧ください。
みんなで輪になって、資源の環をつくろう。
ユニリーバは、世界でも日本でも、プラスチックがごみにならない未来のためにできることを続けています。でも、循環型社会は私たちだけではつくれません。もしユニリーバと同じように、他の企業や団体もプラスチックについての目標を掲げ、アクションをとったとしたら…。そんな想いから、2022年2月22日、ユニリーバ・ジャパンは、環境保全団体WWFジャパンの「プラスチック・サーキュラー・チャレンジ2025(https://www.wwf.or.jp/campaign/pcc2025/)」に参画しました。これまでに、WWFジャパンの呼びかけに応え、10社の企業が2025年までの目標を掲げ、容器包装や使い捨てプラスチックにかかわる取り組みを行っていくことを約束しました。
地球の未来のために、ユニリーバだけではなく、いろいろな企業が動き始めています。でも、循環型社会は企業だけではつくれません。製品をつめかえて使う、再生プラスチックを使った製品を選ぶ、空き容器をリサイクルする、量り売りを試してみる…。毎日の暮らしの中の小さなアクションが、地球のための大きな力になります。「プラスチックはごみ」があたりまえの社会から、「プラスチックは資源」が “あたりまえ”の社会へ。私たちと一緒に“あたりまえ”を変えていきませんか?