ユニリーバは、今年11月に英国・グラスゴーで開催予定の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議 (COP26)に協賛するプリンシパル・パートナーに就任しました。気候変動の目標を実現するための「行動の10年」に貢献していきます。
気候変動は既に多くの人々の暮らしに影響を及ぼしています。世界各地で、人々の未来、コミュニティの未来、低地にある島国では国の未来さえもが危機にさらされているのです。世界の平均気温上昇を1.5℃未満に抑えるという野心的な目標の実現に向けて、私たち一人ひとりが行動する必要があります。
ユニリーバは、「サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に」というパーパス(目的・存在意義)の下、気温上昇を1.5℃未満に抑えるための科学的根拠に基いた排出削減目標(SBT)を設定しています。また、成長戦略「ユニリーバ・コンパス」 (PDF 1.22 MB) では、「2039年までに、製品からの温室効果ガス排出量を実質ゼロにする」という目標を掲げています。これには、原料調達から店頭販売までのすべての過程が含まれます。さらに、今年5月には気候変動に対する行動計画「クライメート・トランジション・アクション・プラン」への株主投票を実施しました。日本でも、2015年11月から、国内のすべての事業所で100%再生可能エネルギーを使用しています*1。
気候変動を止めるためには、政府、企業、そして市民社会の協働が欠かせません。さまざまなパートナーシップを通じて、日用品業界、産業界の変化を加速させるとともに、各国政府による野心的な目標設定や脱炭素化社会への政策枠組みづくりに貢献し、世界中の人々が行動を起こしてくださるよう働きかけていきます。脱炭素化へのレースは既に始まっています。それは誰かひとりが勝つものではなく、全員で勝つか、全員で負けるかのレースなのです。
ユニリーバの気候変動にかかわる目標と取り組み、アラン・ジョープの「行動の10年」への想いは、ユニリーバのグローバル・ウェブサイト(英語)でもご覧いただけます。
*1 日本国内の全事業所および主力協力工場で使用するエネルギー約940万kWh分を、グリーン電力証書・グリーン熱証書を利用して100%自然エネルギーに切替。使用エネルギー量は2020年実績に基づき算出。