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COP26:気候変動対策の強化を求めて

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世界の気温上昇を1.5℃以下に抑え、気候危機を避けることができるか。世界はいま、分かれ道に立っています。ユニリーバは、COP26のプリンシパル・パートナーとして、社内外に変化を広げています。

Two children planting a plant in the ground

気候変動の国際会議COP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)が英国・グラスゴーで開幕しました。2015年のパリ協定で、世界は「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」ことに合意しました。しかし、世界はまだ軌道に乗っていません。

COP26はパリ協定を行動に移す重要なマイルストーンです。気候変動は待ってくれません。誰もが当事者として地球の未来のためのアクションを取っていく必要があります。ユニリーバは一企業として気候変動へのアクションを加速させるだけではなく、COP26のプリンシパル・パートナーとして社外へも変化を広げていきたいと考えています。

ユニリーバの気候変動への目標とアクション

ユニリーバは、2010年以降、全世界の工場からの温室効果ガスを75%削減。使用するエネルギーの51%を再生可能エネルギーに切り替えました。日本でも2016年11月から100%再生可能エネルギーを使用しています*。2020年6月には次のような野心的な目標を掲げ、世界中でCO2排出量削減や脱炭素化につながる製品の開発・販売、森林伐採をしない持続可能なサプライヤーからの調達、輸送の効率化など、製品ライフサイクル全体を視野に取り組みを加速させています。

気候変動にかかわるユニリーバの目標(抜粋)

  • 2030年までに自社からの温室効果ガス排出量ゼロ/再生可能エネルギー100%
  • 2030年までに製品ライフサイクルからの温室効果ガスの影響を50%削減
  • 2039年までに製品からの温室効果ガス排出量実質ゼロ(原料調達から店頭販売までのすべての過程で)

気候変動を食い止めるためには、温室効果ガスを減らすだけではなく、自然の保護・再生が重要です。私たちは、サプライチェーンから森林破壊をなくし、持続可能な農業と調達を推進し、自然を保護・再生することを目指しています。ユニリーバの気候変動への目標と取り組みの詳細は、グローバルウェブサイト(英語)をご覧ください。

気候変動対策の強化を求めて

気候変動は一企業だけでは止められません。だからこそ、私たちは、世界中の企業がただちに気候目標を設定し、行動計画とマイルストーンを立て、進捗を報告し、サプライヤーや投資家、政府と連携することを提言します。また、各国政府が野心的な気候目標を立て、2030年までに全世界の温室効果ガス排出量半減、遅くとも2050年までに実質ゼロを目指す道のりを示すことを求めます。私たちは、石炭などの化石燃料を段階的に廃止するための規制、社会や自然に対する真のコストを反映した炭素価格の設定、再生可能エネルギーや電気自動車への切り替えを望んでいます。よりグリーンな政策やソリューションを早急に展開する必要があるのです。さらに、気候変動が多くの人々に影響を与える中、途上国への支援や、気候変動へ適応しレジリエンスを高めるための気候変動対策資金を通じて、人々と暮らしを守ることも重要です。

私たちは、COP26において、より大胆で迅速な行動を求めて戦います。気候変動との戦いには、地球の未来、そして私たち自身の未来がかかっています。あなたも私たちと一緒に戦いませんか?

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日本国内の全事業所および主力協力工場で使用するエネルギー約940万kWh分を、グリーン電力証書・グリーン熱証書を利用して100%自然エネルギーに切替。使用エネルギー量は2020年実績に基づき算出

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