1920~1929年:ユニリーバの創設

1920年代の終わりまでに、ユルゲンスはスコットランド、アイルランド、イングランドにマーガリン工場を所有し、リーバ卿のビジネスは英国で製造される石鹸の60%を占めるまでになりました。

「ライフボーイ」のビンテージ広告

しかし、この10年間でバターがより手頃な価格で手に入るようになり、マーガリンの需要は低下します。

リーバ・ブラザーズの創設者であるリーバヒューム卿は、1925年に死去するまでにいくつかの会社を所有します。なかには、スコットランドのウェスタンアイルズの農園で生産された農産物を扱う会社もあります。これらの会社の多くは、マック・フィッシャリーズも含め、後にユニリーバ・ブラザーズが買収することになります。

1920年代の終わりには、各社の提携関係が最終局面を迎え、ユニリーバとしての歴史が正式に始まります。まず、ユルゲンスとヴァン・デン・バーグが合併し、マーガリン・ユニを創業します。その2年後、マーガリン・ユニとリーバ・ブラザーズによる当時最大級の合併を経て、ユニリーバが誕生します。

ハイライト

1920年

リーバ・ブラザーズはニジェール・カンパニーを管理下に置きます。ニジェール・カンパニーは後にユナイテッド・アフリカ・カンパニーと合併します。

1922年

リーバ・ブラザーズは、人気のソーセージ会社ウォールズを買収します。ウォールズは、ソーセージの需要が減る夏にアイスクリームを販売する事業を開始します。

1923年

ドイツ経済が破綻し、ユルゲンスとヴァン・デン・バーグの置かれた事業環境は厳しさを増します。

1925年

リーバ・ブラザーズは、「ニュー・ピン・ソープ」の製造を手がける主要な競合相手であるブリティッシュ・オイル&ケーク・ミルスを買収します。

1926年

リーバ・ブラザーズは手洗い啓発キャンペーンを開始します。子どもたちの健康を守るため、泥やバイ菌のことを教え、「朝食の前、夕食の前、学校が終わった後」の手洗いを奨励します。

1927年

欧州に拠点を置くセントラとシヒトの2社とすでに経営統合を行っていたユルゲンスとヴァン・デン・バーグが手を組み、マーガリン・ユニ(マーガリン・ユニオン)が誕生します。マーガリン・ユニは次々と企業を吸収し、油脂を原料とするほぼあらゆる商品の生産にかかわる巨大な欧州企業グループへと成長を遂げます。

リーバ・ブラザーズ傘下のプランターズが、ビタミンを強化した最初の製品「バイキング」を発売します。

1928年

マーガリン・ユニは、オランダ、フランス、ベルギー、チェコスロバキアに工場を持つ仏蘭合弁のカルブ-デルフトグループを買収します。翌年にはさらにハルトークスを買収します。

1929年

リーバ・ブラザーズとマーガリン・ユニは9月2日、ユニリーバ創設に関する契約を締結します。両社は当初それぞれの主力事業である石鹸とマーガリンの製造には互いに干渉しないとする取り決めで交渉を進めますが、最終的には合併の道を選びます。

トップに戻る