1900~1909年:原材料をめぐる新たな展開

20世紀前半、マーガリン事業と石鹸事業が互いの市場にさらに進出し始めます。

20世紀始めの「ラックス」石鹸の広告

競争の激化や原料コストの急騰を受け、多くの企業が同盟を組み、影響力を拡大していきます。

当時、石油や油脂のサプライヤーは、石鹸やマーガリンの生産が急増したことによる需要増加に十分に対応できない状況になっていました。原材料の安定的な調達が、企業の大きな課題だったのです。

ハイライト

1904年

英国では、リーバ・ブラザーズがまた1つ、家事を楽にする新製品を発売します。最も初期のクレンザー製品の1つである「ヴィム」です。

同社が南アフリカで会社組織になります。

1906年

リーバ・ブラザーズはこの頃には輸出ビジネスで成功し、欧州の3カ国、カナダ、オーストラリア、米国で工場を稼働させていました。また太平洋地域でも事業を始めていました。

同年、リーバ・ブラザーズは、原料をめぐる競争を制限することで他の製造業者3社と合意に達します。しかしこのことがメディアに取り上げられ、価格をつり上げる「石鹸トラスト」だという批判を受けます。リーバ・ブラザーズはこれを受けて1907年にデイリー・メール紙を訴え、5万ポンドという当時としては巨額の損害賠償金を勝ち取りました。

1908年

ユルゲンスとヴァン・デン・バーグが、競争関係を維持しつつ、同盟を結んで利益を分配することで合意に達します。

1909年

リーバ・ブラザーズが、ソロモン諸島にヤシのプランテーションを開発します。同時期に、ユルゲンスとヴァン・デン・バーグも、ドイツ領アフリカにヤシのプランテーションの合弁事業を立ち上げます。

トップに戻る