水
世界中の工場で水の使用量を大幅に減らし、2010年のほぼ半分にしました。
しかし、製品ライフサイクル(製品をつくり、運び、使い終わるまで)で使う水のうち、99%は消費者の皆さまがご家庭で製品を使って髪やからだを洗ったり、お洗濯をしたりするときの水です。これはまだ減らせていません。
貴重な資源である水を大切に使えるよう、節水につながる製品の開発を進めています。
女性の機会拡大
ユニリーバは、誰もが公平に機会を与えられ、評価され、自分らしくいきいきと働けるような環境を整えてきました。その結果、世界全体での女性管理職比率は51%に(2010年は38%)。社内のジェンダーバランスがよくなりました。
また、社外でも、女性が新しいスキルを学び、活躍の場を広げられるような機会を提供してきました。これまでに、世界全体で234万人の女性のエンパワーメントを支えました。
また、茶園で働く女性たちがより安全に安心して働けるようにしました。
温室効果ガスの排出
世界中の工場で使用する電力を100%再生可能エネルギーにしました。ユニリーバ・ジャパンでは、すべての事業所で100%再生可能エネルギーを使っています。
2008年以来、世界中の工場からのCO2の排出量を65%削減しました。しかし、ライフサイクル全体をみると、CO2排出量の約3分の2はご家庭から出されています。これは、製品を使うとき、エネルギーも使うからです。
消費者の皆さまに生活習慣を変えていただくのは想像以上に難しいことが分かりましたが、省エネにつながる製品の開発や、パートナーシップを通して、取り組みを続けています。
公平な職場
社内およびサプライチェーン全体で、人権を推進する取り組みが順調に進捗しています。
世界中のほぼすべての拠点で、すべての従業員に、報酬のフレームワークに従い、公正な生活賃金を保証しています。
包括的なビジネス
2010年以来、世界各地で180万もの小規模小売業に収入を増やすためのイニシアチブを提供してきました。
現在はこのアプローチをさらに広げ、資金貸付や保険が利用できるパートナーシップを通して、小規模小売業がレジリエンスを高め、デジタル化に対応できるよう支援しています。
廃棄物およびパッケージ
2010年以来、製品ライフサイクル全体からの廃棄物量を32%減らしました。ユニリーバがコントロールできる分野では順調に削減しています。世界中全体で生産量1トンあたりの廃棄物量を96%減らし、すべての工場で埋め立て廃棄物ゼロを達成しました。
2025年までに「プラスチック・パッケージを100%再利用可能・リサイクル可能・堆肥化可能にする」「再生プラスチックの割合を少なくとも25%にまで高める」という取り組みも順調に進捗しています。
2019年には、非再生プラスチックの使用量を削減し、つくるよりも多くのプラスチックを回収することを約束しました。
持続可能な調達
製品の原材料として使う農産物のうち62%を持続可能な調達に切り替えました(2010年は14%)。使用量の多い12種類の農産物の88%が持続可能に調達されています。
多くの成果がありましたが、さらなる取り組みの余地があります。
健康と衛生
2010年以来、石鹸を使った手洗いの啓発や、安全な水が使えるようにすることなどを通して、13億人以上のすこやかな暮らしを支援。当初の目標の10億人を超えました。
今後も衛生的で健康的な暮らしを支え続けます。
栄養
10年前、最も厳しい栄養基準に適合する製品の割合を2倍にする(30%から60%に増やす)という目標を設定しました。2019年の時点で56%が基準をクリア。2020年末までに目標を達成できる見込みです。
おいしさはそのままに、糖分、塩分、飽和脂肪、カロリーを減らした食品をお届けします。