
気候変動へのアクション
事業活動で使うすべてのエネルギーを再生可能エネルギーに切り替え、低炭素化につながる新しい原材料を見つけ、ビーガンフードや化石燃料由来の原料不使用の洗剤のような植物由来の製品を提供していきます。そして、2039年までに製品からのCO2排出量実質ゼロを目指します。これには、原料調達から店頭販売までの過程が含まれます。
私たちは、2010年、成長とサステナビリティを両立するビジネスプランとして「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」(USLP)を導入しました。それから10年以上が経ち、世界は大きく変わりました。環境や社会の課題はますます複雑に、深刻になっています。企業のサステナビリティへの取り組みは「したほうがよいもの」ではなく「していて“あたりまえ”」になりつつあります。
USLPの10年間で、多くの成果がありました。世界で13億人以上の人々に石鹸を使った手洗いや朝晩の歯みがきなどの衛生的な生活習慣を身に着けていただき、工場からのCO2排出量を65%、水使用量を47%、廃棄物量を96%削減し、79万軒以上の小規模農家を支援しました。常にうまくいっていたとは言えませんが、「サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に」したいという想いを常に持ちつづけ、行動しつづけてきました。その原動力となった3つの信念があります。「パーパス(目的・存在意義)を持つブランドは成長する」、「パーパスを持つ人々は成功する」、「パーパスを持つ企業は存続する」ということです。
地球の限界を超えることなく、誰もが豊かに暮らせるようにするためには、これまで“あたりまえ”とされてきたビジネスのしかたやライフスタイルを変える必要があります。私たちは、USLPの経験を生かし、サプライヤー、カスタマー、そして消費者の皆さまとともに、よりよい未来のための変化を生み出していきたいと考えています。そのために、2021年、USLPの後継プランとして成長戦略「ユニリーバ・コンパス」 (PDF 1.22MB)を導入しました。
「ユニリーバ・コンパス」は、現代の最も重要な課題に焦点を当て、期限つきの数値目標と野心的な行動計画、プログラムを設定しています。ステークホルダーへの貢献をすべての活動の中心に置き、すべての基盤として人権を尊重しています。私たちは、ブランドの規模と影響力を最大限活かして、より速く、より広く、よい変化を起こしていきます。
ユニリーバは、400以上のブランドを通して、毎日35億人もの暮らしに触れています。それは、暮らしを変え、社会を変え、地球の未来を変えるチャンスです。私たちは変わり、行動し、私たち同様に行動している人々をサポートしています。
地球はいま危機的な状況にあります。気候変動や自然破壊を食い止めるだけではなく、自然を再生し、地球の健康を取り戻していく必要があります。そのために3つの分野で新たに野心的な目標を設定し、取り組みを加速させています。
事業活動で使うすべてのエネルギーを再生可能エネルギーに切り替え、低炭素化につながる新しい原材料を見つけ、ビーガンフードや化石燃料由来の原料不使用の洗剤のような植物由来の製品を提供していきます。そして、2039年までに製品からのCO2排出量実質ゼロを目指します。これには、原料調達から店頭販売までの過程が含まれます。
2023年までに森林破壊をなくすことを含め、サプライチェーンの変革を目指します。新しい「環境再生型農業コード」やテクノロジーの活用を通じて透明性を高め、農家の方々の収入を増やし、生活水準を上げながら、気候変動への対応や生態系の保護・再生にも取り組んでいきます。
ごみのない世界に向けて、循環型経済への移行を進めます。製品ライフサイクルからの廃棄物を減らすため、野心的な目標を設定しました。この目標には、事業活動や工場から排出されるプラスチック、パッケージ、食品廃棄物などの廃棄物が含まれます。
ユニリーバは、ビューティ&パーソナルケア、ホームケア、食品、リフレッシュメントに多彩なブランドを持つ唯一のグローバル企業です。ブランドを通じて、衛生、健康、栄養といった分野で大きな変化を起こしていくことを目指しています。
世界のフードシステムは破綻しています。それを正しい形にするサポートをしていきます。
私たちは「フューチャー・フード」という新しいコミットメントを発表しました。よりヘルシーな食習慣を普及させるとともに、フードチェーンからの環境負荷の削減を目指します。
私たちは、人々の健康、ウェルビーイングのために、ブランドやプログラムの規模と影響力を活用することを決意しています。
より優れたイノベーション、製品をお届けしていくだけではなく、健康やウェルビーイングの実現を阻む壁をなくしていきたいと考えています。
私たちは、誰一人取り残さない社会の構築に取り組んでいます。エクイティ、ダイバーシティ&インクルージョンを通じて機会を創出し、生活水準を向上し、未来の仕事に備えられるようにすることで貢献できると考えています。
私たちは、ダイバーシティとインクルージョンの分野で水先案内人のような存在でありたいと考えています。。ビジネスや影響力を活用し、社内、サプライチェーンおよび販売網における、また社会全体における壁を取り去り、機会を生み出します。
私たちは、ビジネスには社会的不平等をなくしていく力があると考えています。当社のバリューチェーン全体に関わる人々が最低でも生活賃金または収入を得られるようにすることを目指します。
世界全体で公平性を推進できるよう、明確な目標を設定しています。
仕事の未来は、単にデータ、ロボット、アルゴリズムではありません。最も大切なのは人です。人という視点なしに未来の仕事を思い描くことはできません。
ユニリーバは、地球を健康にするために行動します。気候変動に取り組み、自然を保護・再生し、ごみのない世界を実現します。
私たちはより公平で、よりインクルーシブな世界に貢献します。すべての事業活動において、イクイティ、ダイバーシティ、インクルージョンを重視します。ビジネスを通じて生活水準の向上に積極的に働きかけ、未来の仕事を担えるような人々を育成します。
また、人々の健康とウェルビーイングを向上させます。これは創業当時からずっとそうであったように、ブランドの根幹をなすものです。
「ユニリーバ・コンパス」は、大きな変化をもたらすでしょう。しかし、世界が直面している課題は一社だけでは解決できず、より大きなアクションが必要です。
最大の機会はバリューチェーンと社会にあります。ユニリーバの事業規模を活用し、かかわりのある人々や市場に働きかけ、商習慣や政策を変えていくことが、より大きな変化につながります。
より公平でインクルーシブな世界、より健康な地球環境を望むすべての人に伝えたいことがあります。もうむだにできる時間はありません。一緒にアクションを起こしましょう。
日本で行ってきた様々な取り組みや、最新情報をご紹介します。
エネルギーが選べる時代。ユニリーバ・ジャパンは、自然エネルギーを選びました。
パーパスを持つブランドや、新しい働き方「WAA」、LGBT支援プログラム「ユニリーバ・プライド・ジャパン」などの取り組みを通じて、誰もが自分らしくいきいきと働き、幸せに生きることが“あたりまえ”になる社会を目指しています。
ユニリーバは「Be Yourself(あなたらしさ)」を大切にしています。
人が自分らしくあるときにこそ、力を発揮し、輝けることを知っているから。
誰もが自分らしくいきいきと働き、豊かに生きられるような未来の働き方をユニリーバからつくっていきたいと考えています。
ここではそのための制度の一部をご紹介します。
プラスチックがごみにならない循環型社会に向けて、どんな製品にするのかを決め、素材を選んでつくるところはもちろん、ご家庭で使い終わった後のことにも企業として責任を持ち、さまざまなパートナーとともに世界中で変化を起こしています。
SDGsはよりよい世界を創るまたとないチャンスです。ユニリーバは、事業規模を生かしてSDGsの目標に貢献でき、また、SDGsから恩恵を受けることもできます。
ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・スクールは、日本の若い世代が自分の手で暮らしや世界を変え、よりよい未来を創っていくことを応援するプログラムです。
これまでに日本で行ってきた取り組みや、最新のニュースをご紹介します。