ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン 10年の進捗

アラン・ジョープCEOがサステナビリティへのコミットメントを強化するとともに、社会
的不平等と気候変動に取り組むための新たな行動を呼びかけました。

Children washing hands

(グローバルリリース参考訳)ロンドン/ロッテルダム:ユニリーバは、2020年5月、ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランの導入から10周年を迎えました。アラン・ジョープ最高経営責任者(CEO)は、80億人の人々のために「サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に」するというコミットメントを強化するとともに、新型コロナウイルスの感染が広がる中でも、社会的不平等と気候変動という危機が軽視されることのないよう、協力してアクションを起こしていくことを呼びかけました。

ユニリーバCEOのアラン・ジョープは、グローバルで開催されたバーチャル・イベントで、次のように述べました: 「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランは、当社のビジネスにとってゲームチェンジャーでした。達成できた目標もあれば、達成できなかった目標もありますが、挑戦したことでビジネスをよりよくすることができました。現在立っているところまでたどり着くまでには、計り知れない創意工夫と献身、協働が必要でした。非常に大きく進捗しましたが、まだまだやるべきことがあります。

地球環境への負荷はますます大きくなり、社会的不平等は臨界点に達し、私たちが今まさに直面している新型コロナウイルスのパンデミックによってさらに深刻化しています。新型コロナウイルス以前から緊急であった課題が、新型コロナウイルスと同様に、最も脆弱な立場にある人々に最も大きな影響を与えているのです。7億人以上の人々が1日1.90ドル未満の極度の貧困の中で暮らしていますが、世界銀行は新型コロナウイルスの影響で2020年にはさらに4,000万人から6,000万人が極度の貧困に陥ると予測しています。気候変動はさらに数百万人もの人々を貧困に陥らせるリスクがあります。

企業、政府、NGO、学者、研究者、科学者が、セクターを越え、大陸を越えて、皆で協力しなければなりません。気候変動対策を保留にすることはできません。貧困の中で暮らす人々に待つように言うこともできません。2020年は、経済を再び軌道に乗せるために、想像を絶する量の公的資金が投入される年です。しかし、私たちは経済を「元通り」にすることを目指すべきではありません。私たちは以前よりもより強く、よりレジリエンスのある存在となり、地球と人々の課題の解決につながるような、決定的なアクションを取れるようにならなければいけないのです。

ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランの旅を終えようとしている今、ユニリーバはこれまでに学んだことをすべて取り入れ、それをこの先の基盤としていきます。うまくいっていることはもっとやり、うまくいっていないことは修正し、新たな挑戦をしていきます。新型コロナウイルス終息後の世界がどうなるのかは実際には分かりませんが、私は、人々と地球のためのコミットメントを本気で強化しない限り、未来はないと確信しています。

新型コロナウイルスの危機以前から、現在の資本主義モデルを変える必要があることは明らかでした。グローバリゼーションと資本主義はビジネスにとって良いことですが、人々と地球を犠牲にするグローバリゼーションと資本主義はそうではありません。当社のような企業は、NGO、政府機関、学術機関、サプライヤー、カスタマーなどのパートナーと協力し、資本主義の新しいモデルを推進し、より良い未来を構築していくべきなのです。

ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランの10年―そしてその先へ

ユニリーバは毎年、ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランの目標に対する進捗状況を報告してきました。その成果の一部をご紹介します。

  • 健康・衛生にかかわるプログラムを通じて13億人の人々にリーチしました。
  • 消費者の製品使用1回あたりの廃棄物量を32%削減しました。また、世界中のすべての工場で埋め立て廃棄物ゼロを達成しました。
  • 自社工場からの温室効果ガスの排出量を50%削減しました。また、世界中のすべての工場で、電力系統から購入する電力を100%再生可能エネルギーに切り替えました。
  • 加糖の茶飲料から砂糖を23%減らしました。また、食品ポートフォリオの56%が最も高い栄養基準を満たしています。
  • 234万人の女性が、安全の向上、スキルの向上、機会の拡大を目的としたイニシアチブを利用できるようにしました。また、ジェンダーバランスのとれた職場を目指し、女性管理職比率が51%となりました。

チーフ・サステナビリティ・オフィサーであるレベッカ・マーモットは、次のように述べています: 「この10年間のハイライトはたくさんあります。ダヴ(ビューティケア)、ヘルマンズ(調味料)、ドメスト(除菌クリーナー)などのブランドを含むユニリーバのサステナブル・リビング・ブランドは、2014年にこの指標が導入されて以来、当社の他のブランドの平均成長率を常に上回っています。自社工場での節水や省エネルギー、資源使用量の削減、廃棄物の削減により、10億ユーロ(約1,200億円)以上のコストを削減しています。また、USLPは優秀な人材を惹きつけるための決定的な要因となり、NGOや政府機関、その他の企業との強力なパートナーシップの構築にも役立っています。

しかし、USLPの道のりにはハードルもあります。ユニリーバには、生活の向上や女性の機会を増やすためのプログラムがたくさんありますが、実際の効果を測定することは非常に難しいことが分かっています。同様に、当社のグローバルなサプライチェーンの多くが複雑であることから、持続可能な調達にかかわる目標はさらに困難なものとなっています。」

ユニリーバは、USLPの完了後もサステナビリティにおけるリーダーであり続けることをコミットし、成長とサステナビリティを完全に統合した新しい企業戦略「ユニリーバ・コンパス」を策定しました。

ユニリーバ・コンパスは、「パーパス(目的・存在意義)を持つブランドは成長する」「パーパスを持つ企業は存続する」「パーパスを持つ人々は繁栄する」という3つの信念に基づいています。この3つの信念のもと、ユニリーバ・コンパスは、ユニリーバのビジネスとエコシステムの全領域をカバーする、15の複数年にわたる優先事項を示しています。それぞれの優先事項には、野心的な目標が設定されており、それに対応するプログラムやプロジェクトがあります。これらの優先事項は、パッケージや廃棄物、ジェンダー平等、人権、公正な価値、気候変動やインクルーシブな社会などの重要な課題に取り組むものです。コンパスはUSLPと同じように厳しい基準を持ち、これまで以上にホリスティックで包括的で、広範囲に及ぶものになるでしょう。詳細は後日発表する予定です。

アラン・ジョープは、次のように締めくくりました:「USLPは10年の歳月を経て終わりを迎えようとしていますが、『サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に』というユニリーバのパーパスを実現するための道のりは終わっていません。実際、世界が急速に変化している今、私たちの従業員、消費者、カスタマー、サプライヤー、パートナーは、私たちにより多くのことを期待しています。私たちは、今後も先陣を切っていくことができると確信していますが、より良く、より大胆に、そしてより迅速に行動しなければなりません。」

<参考リンク>

ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン 10年の進捗(本社プレスリリース/英語)

ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン 進捗レポート(英語)

ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン 動画(英語)


※このプレスリリースの原文は、ユニリーバのグローバルサイトをご覧ください。

※USLPの進捗レポートの日本語抄訳を近日中に公開予定です。

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