ビジネス成長
パーソナルケア・カテゴリーでは、ダヴやアックスなどのコア・ブランドに加え、Dermalogica、Murad、 Kate Somerville、RENを買収してプレステージ・ビジネスを拡充し、年間を通じて成長しました。食品カテゴリーでは、調味料・ドレッシングおよびフード・ソリューションズ(ホテル、レストラン、ケータリング向けの業務用製品)が好業績でした。ホームケア・カテゴリーでは、利益が改善するとともに、住宅用洗剤の事業規模を大幅に拡大しました。リフレッシュメント・カテゴリーでは、アイスクリームが力強く成長しました。また、T2の店舗やベン&ジェリーズのスクープショップをさらに改善する組織をつくり、アイスクリームおよび紅茶の小売事業を強化しました。
革新的なイノベーション
北米ではダヴ、レセナ、アックスの各ブランドから、ドライスプレーデオドラント(制汗剤)を発売。清潔さやドライ感が長続きする制汗剤へのニーズに対応しました。クノールは、環境に配慮しながら育てられた自然で新鮮な素材を使った食品を選びたいという本物志向の消費者の皆さまからのご要望に応え、「クノール ミールメイカー」(調味ソース)を発売しました。「コンフォート インテンス」(超コンパクト柔軟剤入り洗剤)は、予想以上の売れ行きとなりました。アイスクリームでは、「マグナム ピンク」、「ベン&ジェリーズ クッキーコア」などのイノベーションを投入しました。また、ヨーロッパではティーカプセル、フランスでは家庭用ティーマシンを発売しました。
サステナビリティ
ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」においても、いくつもの大きな進捗がありました。その一例がリプトンです。8年に及ぶ投資の結果、世界中のリプトン ティーバッグに使用する紅茶を100%レインフォレスト・アライアンス認証茶園から調達するという目標を達成しました。2015年3月には、ヨーロッパとオーストラリアの食品事業で使用するパーム油を、持続可能かつプランテーションまで追跡可能なパーム油へ切り替えました。さらに、世界で初めて詳細で独立した人権レポートを発行しました(英文リリースを読む)。
“2015年も公正な成長へのゆるぎないコミットメントを示せたことを喜ばしく感じています”
ポール・ポールマン、グローバルCEO
変化を加速する
アニュアル・レポートの冒頭で、ポール・ポールマンは、今後のビジネスの最大の機会は変化を加速することだと指摘しました。「トレンドの変化にすばやく対応する機敏性と衝撃に耐えるレジリエンスを持つ組織に支えられ、グローバル市場と各地域・国の市場で存在感のあるブランドを正しく併せ持つポートフォリオを開発し続ける」ことが大切だと語っています。
*グローバル本社の発表内容の抜粋・参考訳です。詳しくはユニリーバ・グローバルウェブサイト(英語)または「ユニリーバ アニュアル・レポート2015」(英語)をご覧ください。