1990年代

ユニリーバの企業目的は、日々のニーズを満たすこと―。日用品に焦点を絞り、ブランドの可能性を花開かせていきます。

1990新たな可能性を求めて

1990年代、ユニリーバは、ExCo(the Executive Committee)と呼ばれる新しいマネジメント・グループの指揮のもと、ビジネスの核をホームケア、パーソナルケア、食品、そして特殊化学製品の4分野へ絞り込み、主要ブランドの可能性を花開かせていきました。

環境・食の安全のために

1990年代は、世界で環境問題が深刻さを増し、食の安全への不安が高まった年代でもありました。それを受けて、ユニリーバは、農業・漁・水を中心にさまざまな取り組みを始めます。1995年には「持続可能な農業プログラム」を開始。紅茶、トマト、パーム油など製品の原材料となる主要な作物について、水資源、エネルギー、農薬の使用、生物多様性など11の指標にわたる基準を設け、自社農園から他の生産者へと広げていきました。また、1996年には、生態系に影響を与えるような乱獲をする漁業資源からは原料調達をしないことを明言。世界自然保護基金(WWF)の協力のもと、環境負荷の少ない漁業を行うサプライヤーに認証を与える海洋管理協議会(MSC)を発足させ、持続可能な漁業の実現に大きく貢献しました。さらに同年、ヨード欠乏症のリスクから子どもたちを守るため、ヨード添加塩「アンナプルナ」をインドで発売しました。社会が直面する課題にブランドの力で立ち向かう―これは、創始者リーバ卿から受け継がれたDNAです。