ユニリーバの歴史
「よりよい明日を創るために」。私たちの願いは、創業からいくつもの時代を超えた今も、1本の糸のように、ユニリーバの中に脈々と受け継がれています。
はじまりはひとつの石鹸から
1890年代、英国でひとつの石鹸が生まれました。ユニリーバの前身・リーバ・ブラザーズから発売された「サンライト」です。その石鹸の箱には、リーバ・ブラザーズの創始者であるウィリアム・ヘスケス・リーバ卿の願いが記されていました。「この石鹸を使う人の誰もが清潔な暮らしを送れるように。毎日の家事がもっと楽になるように。健やかで美しく、充実した暮らしを楽しめるように」―。創始者の願いがこめられた「サンライト」は、清潔や衛生への意識がまだ低かったビクトリア時代の英国に「からだをきれいにする」「家をきれいにする」という新しい習慣を生み、根づかせていきました。そして、人々に「きれいになる」「きれいな家に住む」という新しいよろこびを届けていきました。
小さなものの、大きなちから
「サンライト」が変えたのは、消費者の暮らしだけではありませんでした。ユニリーバが現在も研究施設を置くイギリス・リヴァプール郊外の町、ポート・サンライト。それは、リーバ卿が彼の石鹸工場で働く人のためにつくった町です。ポート・サンライトでは、リーバ卿の確固たる信念のもと、子どもたちのための学校や美術館が建設されました。休暇には、リーバ卿自ら全住民をロンドンの展覧会に連れていったともいわれています。これは労働者が社会的に厳しい環境におかれていた当時には画期的で、労働者の環境を大きく変えていくきっかけになりました。
「サンライト」は、私たちに、小さなものにも暮らしを変える大きな力があるということを教えてくれました。それから100年あまり。大恐慌や世界大戦、消費者のライフスタイルの変化、技術革新など、時代の波に影響を受け、ユニリーバは変わり続けてきました。しかし、小さなものや行動のもつ力を信じること、そしてよりよい明日を創りたいという信念は、今もユニリーバに受け継がれています。

