企業行動原則
ユニリーバは、誠実を旨とし、事業に関連する人々の権利を尊重しながら行動することで社会的評価を得ています。この評価は、社員及びブランドと同様に重要な当社の資産です。
はじめに
ユニリーバは、誠実を旨とし、事業に関連する人々の権利を尊重しながら行動することで社会的評価を得ています。この評価は、社員及びブランドと同様に重要な当社の資産です。
この資産を堅持するためには、ユニリーバ社員全員が常に準じるべき、非常に高い行動の基準が求められます。ユニリーバの企業行動原則はこのような規範を定めたものであり、すべての社員が遵守すべきものです。
成功をおさめている事業とは、単に、事業の成長に対して投資を行い、短期と長期の利益をバランスさせることだけを意味するのではありません。それはまた、消費者、社員、株主、ビジネスパートナー、そして私たちが生活する世界に対して十分な配慮を行うことを意味します。
私どもは、企業行動原則が仰々しい声明の単なる寄せ集めでないことを願っています。日々の業務の上で実務的な価値を持つ必要があり、私たち一人ひとりがこれらの原則を、言葉だけでなく真に遵守しなければなりません。
そうすることにより、ユニリーバの社会的評価がより高まり、ユニリーバの事業がより成功し、社員一人ひとりがプロフェッショナルとして人生がより充実したものとなるのです。
行動の規範
私たちは、正直・誠実・オープンを旨とし、社員の人権と権利を尊重して事業を行います。
同様に、私たちが関係する人々の正当な権利を尊重します。
法令順守
ユニリーバの会社および社員は、事業を行っている国の法律と規制を遵守しなければなりません。
社員
ユニリーバは、お互いが信頼と尊敬で結ばれ、会社の業績と社会的評価について誰もが責任感を持てるような職場環境の多様性を推進します。私たちは、業務遂行に必要な資格と能力によってのみ社員を採用し、雇用し、昇進させます。
私たちは、すべての社員に対し安全で健康な職場環境を約束します。
私たちは、いかなる形の強制労働や児童労働も行いません。
私たちは、社員と協力して一人ひとりのスキルや能力を開発し、高めることを約束します。
私たちは、個人の尊厳ならびに社員の団結の自由を尊重します。
私たちは、会社による情報提供ならびに協議手続きを通じて、社員との間に良いコミュニケーションを維持します。
消費者
ユニリーバは、常に価格と品質において価値のある、そして使用目的に照らして安全なブランド製品とサービスの提供を約束します。製品とサービスは、正確かつ適切に表示され、広告宣伝され、コミュニケーションされます。
株主
ユニリーバは、国際的に認められる善良な企業統治の原則に従って事業を行います。私たちは、自社の活動、組織、財務状況、業績等について、タイムリーに、定期的に、信頼できる情報をすべての株主に提供します。
ビジネスパートナー
ユニリーバは、サプライヤー、カスタマー、その他のビジネスパートナーと相互に有益な関係を築いていきます。パートナーの方々が準拠する行動原則が私たちのものと矛盾しないことを期待します。
地域社会への参加
ユニリーバは、信頼される企業市民となるよう努力します。また社会の必要な一員として、私たちが事業を行なう社会と地域に対する責任を果たします。
公共の活動
ユニリーバの会社は、そのビジネスの正当な権利を促進し、守ることを奨励されています。
ユニリーバは、正当なビジネスの権利に影響する可能性のある法案、その他の規則の制定について、直接または業界団体等を通じて、政府等の機関に協力します。
ユニリーバは、政治団体を支援しません。また政治団体の利益のために行動するグループに対して献金しません。
環境
ユニリーバは、環境への影響を管理し継続的に改善すること、そして持続可能な事業の構築という長期の目的を強く認識しています。
ユニリーバは、環境への配慮、環境問題の理解の促進、すぐれた実例の普及などを関係者と協力して推進します。
イノベーション
消費者ニーズに対応して革新的技術に基づく製品開発を行なう場合、私たちは消費者と社会の持つ懸念に配慮します。私たちは、健全な科学的ベースに立つとともに厳しい製品安全基準を適用して製品開発を進めます。
競争
ユニリーバは、活発にして公正な競争の有益性を信じます。そして競争に関する適正な法律の発展を支持します。ユニリーバの会社と社員は、公正な競争の原則ならびに適用されるすべての規制に準拠して事業を行います。
誠実な企業
ユニリーバは、直接、間接を問わず、業務上または財務上の利益のために賄賂その他の不適切な便益を供与も受領もしません。いかなる社員も、賄賂または賄賂と解されるギフトまたは支払を申し出たり、与えたり、または受取ったりしてはなりません。賄賂の要求または申し出は、直ちに拒絶し、上司に報告しなければなりません。
ユニリーバの財務諸表および帳票類は、実際の取引を正確に記述し、反映しなければなりません。非公開ないし記録されない口座、資金または資産を設けたり保持しません。
利害の衝突
すべてのユニリーバの社員は、会社に対する責務に反するおそれのある個人的活動ないし経済的関与を避けることを期待されています。
ユニリーバの社員は、その地位を利用して自己または他者のために利益を追求してはなりません。
遵守-監視-報告
以上の原則を遵守することは、当社の事業の成功にとって不可欠の要素です。ユニリーバの取締役会は、責任を持ってこれらの原則が確実に全社員に遵守されるようにします。
最高経営責任者(CEO)は、グローバル・コード・コミッティーのサポートにより、これらの原則を実施する責任を負います。グローバル・コード・コミッティーは、最高法務責任者が議長を務める委員会で、グループ・セクレタリー、チーフ・オーディター、SVP HR,SVPコミュニケーションズで構成されます。グローバル・コード・オフィサーはこの委員会の秘書役を務めます。この委員会は四半期ごとにコーポレート・レスポンシビリティー・アンド・レピュテーションと監査委員会に報告します。また、半年ごとにユニリーバ最高経営会議に報告を行い、そして年に一回ユニリーバの取締役会に報告をします。
日常の責任はリージョン、カテゴリー、ファンクションおよびオペレーティングカンパニーのシニアマネジメントに委任されます。彼らは、リージョナル・コード・コミッティーのサポートにより、これらの原則を実施する責任を負い、そのためにもし必要ならば、各国の実情に合わせてより詳細なガイダンスを設定します。リージョナル・コード・コミッティーとは、リージョナル・ジェネラル・カウンセルとファンクションやカテゴリーからの代表からなる委員会です。
これら原則の遵守状況は毎年確認されます。ユニリーバの取締役会が、コーポレート・レスポンシビリティー・アンド・レピュテーションと、ファイナンスや会計に関しては監査委員会のサポートを受けてこれを確認します。
コード違反のケースは、最高法務責任者が定める手続きに従い報告が必要です。ユニリーバ役員会は、マネジメントがこれらの原則ならびにその他の重要なポリシーとインストラクションを遵守することによって、たとえ業務上の損失が生じても、その責任を問いません。
万が一これらの原則に違反する事実があった場合、または違反のおそれがあると感じたときは、社員は役員会またはシニアマネジメントに必ず報告してください。社員が匿名で報告ができる制度をすでに導入しています。また、報告した社員が不利益をこうむらないことを保証します。
ポール・ポールマン
最高経営責任者
(2009年改定)

